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2011年 07月

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この雰囲気は出せないだろうなぁ
at 2011-07-09 21:43

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この雰囲気は出せないだろうなぁ

誰がなんと言おうとイイ!本当にイイ!
「おーい、たそがれぇ!」

バカにされながら、それでも自分を押し出すことなく、「へぇ…」と一歩下がっている。
その態度が同僚のクソ役人どもを余計に増長させる。

たそがれは、「雨ニモマケズ」の世界だ。

じつは剣の達人で、手練れの浪人とやり合うことに追い込まれ、イヤなんだけど、立ち会う。

おそらくこの映画いちばんの見せ場なんだけど、そんなこたーどーでもいい。

もし「一見フツーなんだけど、すごい人っているもんだ」的な映画なら、みんなそんなに評価はしないと思うんです。
この作品がいいのは「他人が知ることもない(で酔っぱらってると忘れてしまう…)ネタもあったりするんだけど、
それで人生を動かすわけでもなく、ふつーの人として死んでいく」という、
ある意味でドラマ性を放棄した?とも言える視点の潔さだし、だからじんわり効いてくるんだなぁ…。

ハートを感じる映画です。時代劇とか、そんなモノサシじゃなく。

めちゃくちゃカッコイイ!と思った。誰がなんと言おうとイイ映画です。

初めて観て何年経っても思い出すなぁ…。はっきり言って、これまで観た邦画のナンバー1なんですよ。

ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイウモノニ
ワタシハナリタイ

原作とは別物
原作が短編でしたので、あれの短い作品をどうやって映画にしたのか、興味がありました。
真田広之さんも宮沢りえさんも、とても良かった!
特に真田さん!
陰陽師を見た後で、真田さんが見たくてこれを観賞したのですが、やはり良いですね?!
素朴な田舎の藩士の姿を、見事に演じていると思います。
最近の時代劇は、やたらと綺麗で(衣装などは汚れもほつれもない等)見ていて不自然だと思うことが多いですが、
この作品はそういう不自然さは感じません。生活感がきちんとでていて、自然でした。

ただ、原作とは別物ですね。
別の作品だと思って見ればいいのですが、「藤沢周平のたそがれ清兵衛」だと思って見ると、かなり違和感があります。
タイトルを「たそがれ清兵衛」にする必要があったのかな。

情感豊かな時代劇
「たそがれ?」は随分前に観てますが、先日、「武士の一分」を観て以来、
改めて山田洋次監督3部作を観たくて堪らなくなって・・・

慎ましやかに生きる下級武士の清兵衛、役人仲間に「たそがれ」と笑いものに
されながらも家族の生活を守る為に己の信念は曲げず。
そんな清兵衛に清楚な恋心を抱く朋江、物語はこの2人の不器用なロマンス?
を主軸に展開していく。
当然、下級武士といえど武士は武士、クライマックスの果し合いでは緊迫感
溢れる殺陣を見せてくれる。

真田広之、宮沢りえ、両者ともに素晴らしい演技、日本古来の奥ゆかしさと
いうのかなぁ・・・情緒豊かにしっとりと演じている。
CGを多用した、エンターテイメント性やアクションを強調した最近の時代劇
風の映画にはとてもこの雰囲気は出せないだろうなぁ。


たそがれ清兵衛 [DVD]
# by hideyukiss1r | 2011-07-09 21:43 | DVD
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